つじつまの合わないインナーチャイルド
寝てる時に、夢を見たんです。
自分が小学校に上がる前くらいの幼児だったんです。で、母親に連れられて、色々なところを歩いているんです。
初めのうちは楽しいのですが、あまりにも長時間歩くのでだんだん歩くのがつらくなってくるんですね。
で、自分はもう歩きたくないんですが駄々をこねると母親がキレるんです。それで歩かされる。
どうも状況として、父親が蒸発して母親が探しているところに、自分が付き合わされているようなんです。で、色々なところに行っていたのは父親がいそうな心当たりのところを回っていたんです。団地を歩いたり、草むらを歩いたり。
で、名簿みたいなものを一つ一つ消して行ったり、草の絵?のようなところを一つずつ色を上から塗り重ねているんです。草の緑の上に青、みたいな。名簿はなんとなくわかるのですが、草?というのがよく分からなくて思わず現在の自分が聞いてみたんです。そうすると返ってきた答えが「絶望を確認する作業」と言うんです。
なんでも小さい自分は、母親がいくら探しても父親は見つからないのを分かっているんです。でも母親はそれを認めたくなくて、私にも父親探しを手伝わせているんです。だから私は、父親がいない、という事を気持でも理解しているのにさらに追体験させられているんです。
で、ここまで進んだところで『あー、まずいなー』と思い夢の中で自分でヒーリングをしました。なんか師匠もいたし。で、ヒーリングをし終わったところで目が覚めました。
で、まず思ったのが、「だれ?あの女」
母親、とさらっと書いていますがさすが夢、母親の顔が実際の母親でも親戚でも、見た事ある人間でもないのです。というか状況そのものが現実とどの部分もつじつまがあわない。合うのは「私が水族館が好き」くらいなのです。
しかして、その時に感じていた感情はまぎれもなく本物です。夢の中でもヒーリングしてるのはさすがヒーラー(笑)とは思いましたが。
前世…というには、時代設定が現代に近いです。せいぜい古くて昭和くらい。少なくとも水族館はあるのです。
これはおそらくは、実際にあったトラウマが色々と肝心な部分だけ寄せ集めて、夢の中でつなげたから現実的にはつじつまが合わなくなってしまった、と考えています。事実関係はどうでもよくて、要は私がどう感じたか、ここの部分を抽出することに注力した結果なのだと思います。
こんな不思議な方法で、しかも夢の中で自分でヒーリングするというのもなかなか面白かったので記載しました。インナーチャイルドというのは、このようにしても癒すものなのだ、という参考例にどうぞ。
でも一般の方は、自分で自分を夢の中でヒーリングしないですよね…しかも単純な手当てとかではなくけっこうテクニック的な事をしていました。夢の中まで技術が身についてるなんてすごい自分(笑)