信仰というビジネススキーム
自宅に宗教のチラシがポスティングされてました。
「スイカの重さを感じるようになった!」とイラストがあってちょっと笑ってしまったのですが(もう捨ててしまったのでうろ覚えなのですが、家庭内のトラブルで肉体の感覚が鈍ってしまっていたそうですので、いい話なんですけどもやっぱり女の子がスイカかつぐ絵は面白かった)
当サロンはいかなる宗教団体とも政治団体とも関係はないのですが、実はスピリチュアリストってコミュニティ作りがちだな…というのをつぶさに感じました。
スピリチュアリスト=教祖、クライアント=信者、みたいになってしまうんですね。
スピリチュアリストさんだけではなくて、じつは俳優さんでもドラマだと分かりませんが劇を見に行ったりすると、エネルギー的に操作していたりします(毎年同じ演目をしているのにファンが絶えない俳優なんかは、こういう人がたまにいます)
これそのものは別に個人としては悪い事ではないかな、と思っています。
需要と供給がマッチしてますし、下手な宗教より勧誘活動しないし、まあ宗教でも「信じない自由」があれば別にいいかと。
世間的になぜ良くないのか、というとクライアントがスピリチュアリストに搾取されてしまうんですね、そのつもりがなくても。「自分の人生を生きていない」とか言ったりします。いつも頼って、いつもその人の言うとおりにして。会社員の方なら毎月給料が振り込みされる時、各種控除で税金や保険等を支払っているかと思いますが、気付かないうちに控除項目が増えているようなものです。手取りが減ってしまう。手取りが自分のエネルギーや運気などです。
うん、ぶっちゃけビジネススキームとしては非常に魅力的なのですよ。顧客が途切れませんから。ネットの新規と口コミだけだと、どうしても仕事として安定しないです。そこで安定的に収入のある支配するスキームって魅力的でしょう。
しかして、やはり当サロンで、私がやるにあたってはそれはしたくないなという結論です。
カウンセリングやヒーリングで目指しているのは、「自分自身の人生を生きること」ですので、そういうビジネススキームをしてしまうと相手をコントロールしてしまうのです。そしてそうしてしまうと相手の人生の責任をある程度背負い込む側面もあります。
自分自身に24時間365日ついてあげられるのは自分しかいませんし、自分に責任を持てるのも自分しかおりません。下手に自分を丸投げしてしまうと何を持っていかれるか分かったものではないですよ。